当事務所の基本方針
◆事実関係をしっかり聞く◆
的確なアドバイスをする上で欠かせないのは,背景事情を含め,事実関係を具体的,詳細に伝えていただくことです。
そのために,事実関係の聞き取りに相談時間の約半分以上を費やします。より正確に事実関係を確認するため,相談者のお話の途中であっても弁護士が突っ込んで詳細な点をお聞きすることがありますが,より正確なアドバイスのために必要なことをお尋ねしておりますので,正直に,またできるだけ正確に,お答えいただければと思います。
◆相談したいことを具体的に聞く◆
次に,相談者が弁護士からアドバイスを求めたい内容をお聞きいたします。聞きたい内容を具体的にまとめていただけますと法律相談を受ける側としても回答しやすく,助かります。
しかし,中には「そもそもどうしていいかわからない。何を弁護士に聞いてよいのかさえわからない」という方もいらっしゃいます。それも無理のないことだと思いますので,そのお気持ちを率直にお伝えください。解決策をできるだけわかりやすく,具体的にご提案したいと思います。法律相談にあたってのお願いもご覧ください。
◆取りうる選択肢を示す◆
当事務所がこころがけるのは,「依頼者がとりうる選択肢を複数,メリットとデメリットを示しながらご提案する」ということです。
たとえば,貸金の回収方法には,一般論として,
・ 借主を呼び出して話し合う(もっとも一般的な方法)
・ 配達証明つき内容証明郵便で支払を催促する
・ 「支払督促」の制度を使う
・ 民事調停を利用する
・ 訴訟を提起する(弁護士代理なし)
・ 訴訟を提起する(弁護士代理つき)
・ 債権そのものを第三者に売却して,回収を図る
…といった方法が考えられますが,ご相談のケースにおいてはどの方法をとりうるのか,どれが現実的なのかなどを踏まえつつ,それぞれのメリット,デメリットをご説明いたします。
たいていの紛争には,その紛争解決の方法が複数あります。そして,「そのトラブル」を解決する最善の方法は,当事者の希望(どの程度の早期解決を望むか,円満解決を希望するか,時間と費用をかけてでも結果を重視したいかなど)により違ってきます。
◆費用の明確な説明◆
良質の法律相談に欠かせないのが,「弁護士費用の明朗化」です。当事務所は,法律相談については,原則として,30分ごとに5000円(税別)です。
そして,事件を正式に依頼なさる場合は,全件につきまして,必要となる弁護士費用をご説明した上で,契約書を作成し,ご依頼者に交付いたします。詳細は,弁護士費用のページをご参照ください。