「働いても働いても,借金が減らない・・・」

  当事務所に相談にいらっしゃる方々の多くが,口にされる言葉です。

  それもそのはずです。貸金業者(特にいわゆるサラ金)の多くは,「無理のない返済計画を」などとCMでうたいながら,膨大な利息を取り続けてきました。たとえば,リボ払い(定額払いによる返済)では,最初のうちは利息の支払が6割以上,ということも珍しくありません。

  そして,ある程度返済が進み,借入元本が減ってくると,「また借りませんか」などと,追加融資を勧めます。借入枠を拡げて,より多くの借入を勧めることもあります。人間,弱いもので,使えるお金が目の前に示されるとつい,手が出てしまうものです。返済にある程度自信がある方は,なおさらそうです。

  ところが,業者としては,そのような方こそ,「上客」ということになります。返済が定期的になされ,しかもそのうちの大部分が利息であり,元本がなかなか減らないという状態が続くからです。

   働いても働いても,借金が減らない・・・この状態は,一度はまるとなかなか抜け出せない,「あり地獄」のようなものです。

  では,この「あり地獄」から抜け出す方法はあるのでしょうか?